正しい姿勢で座ってみる!座り方のポイントとは?
今日は正しい姿勢で座るための座り方のポイントを紹介していこうと思います。
座ることについては日常生活のなかでいろいろなシーンがありますね。
しかしすべてに共通して座る時に大事なことは、「骨盤を立てて座る」ということです。
骨盤を立てるとはどういうことか。具体的に言うと、左右の座骨に均等に体重を乗せて、左右の上前腸骨棘(ASIS)と恥骨結合が垂直に並ぶ位置に来るよう骨盤の角度を調整することです。
これを意識するだけで、背骨は正しく調整され、頭の位置も正しい位置に調整されます。
立ち方の時にも書きましたが、耳の真下に肩(肩峰)がくること。頭がまっすぐに首に乗っかっているイメージ。胸よりもお腹がへこんでいて、腰の位置は後ろに反ったり前に出っ張ったりしていないこと。
ではそれぞれの生活のシーンについてどう注意すれば良いのでしょうか。
先ず椅子に座る場合ですが、パソコンやスマートフォンの普及によって、こんな姿勢をされている方をそこらじゅうでみかけますね。非常に残念なことです。
これは腰にも非常に負担を掛けますし、肩こり首こりの原因にもなります。特に仕事で長時間このような姿勢を取っていると、その姿勢が癖になってしまい、猫背を誘発してしまいます。
ただパソコン仕事などの場合、どうしても集中するとこのようになってしまう事も非常によくわかるのです。
ではどうやってこの問題を解決するかですが、最近は東急ハンズやロフトなどの健康コーナーに行くと、椅子の上に敷く矯正器具がたくさん売られていますね。
もちろんこれらを利用するのも一つの手ではありますが、サイズが体に合わなかったりすることも多いようです。
私が最もおすすめする方法は、バスタオルを折りたたんだ状態もしくは丸めた状態で、お尻の後ろ半分に敷いて椅子に座るのです。バスタオルの高さはお知りに敷いたときに、先のポイントで書いた状態を作れるような高さに調整します。
この方法であれば自由に調整することができますので、お金もかかりませんので非常に有効な方法だと思います。
車や列車のシートでも対処法は基本的に同じです。バスタオルがかさばるようであれば小さいタオルでも結構ですので是非試されてみることをお勧めします。
それからソファーのご使用はできるだけ避けてください。これはタオルを使っても骨盤を正しい角度に調整するのは難しいです。
パソコン作業などの場合はこの姿勢を作った上で、ディスプレイやキーボードが自然に使えるような位置にセットアップしていただけると、作業が非常にやりやすくなります。
次に床に座る場合ですが、一番理想的なのは正座をしていただくことです。正座をすると自然に正しい位置に骨盤が来ることを実感していただけます。ただし正座の欠点は、長時間正座を維持できる方は非常にまれということですね。
とはいえ一度正座をしていただいて、正しい骨盤の位置をぜひ確認しておいててください。自然と背中や頭の位置が調整されることを実感できるはずでず。
あぐらや足を伸ばして座る場合も骨盤や背中がまるまりやすいです。この場合の対処は椅子を使った場合と一緒です。是非タオルをうまく使って骨盤を調整してみてください。
座椅子も骨盤が倒れやすいのでタオルを使いましょう。
長時間座っている状態であっても、正しく座れていれば疲れないことを実感して頂けると思います。
禅寺では座禅を行う修業がありますが、実は座布(ざふ)という座布団をここで紹介したタオルのようにお知りに挟んでいるのです。ですから背中が伸びた姿勢であぐらがかけて、長時間の修業でも腰痛になることがないのです。
ここまで読んでいただいたあなたが、正しい姿勢の座り方を手に入れていただけたなら、限りなく幸せに思います!
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