酸素カプセルを使用する際の効果と効能について

酸素カプセルを使用する際の効果と効能について調べてみました。
酸素カプセルのポイントは、「高気圧」と「高濃度酸素」の2点にあります。

目次

気圧の身体的影響について

気圧は人間の身体に大きな影響を及ぼします。低気圧が近づくと頭が痛くなったり関節が痛むなど体調を崩される方を見かけます。反対に気圧が上がってくると、身体の調子が整えられてくるそうです。
身体に圧力がかかることで、リンパの流れが良くなり血流を良くしていく効果や、IGF-1の分泌が増えることが期待できます。IGF-1とはインスリン様成長因子のことで、インスリンに非常に近い成長ホルモンの一つです。筋肉や骨はもとより肝臓、神経、皮膚などほとんどの細胞に影響を与えます。
高気圧になることのもう一つのメリットとして、心肺機能を補って普段の呼吸量の2倍に相当する酸素を摂取することが可能になるそうです。

身体にとりこまれる酸素は2種類あります

酸素には「結合型酸素」と呼ばれるものと「溶解型酸素」呼ばれる2種類があります。結合型酸素というのは血中のヘモグロビンと結びつく酸素で、体内酸素の99%を占めています。ヘモグロビンと結合していることによって分子量が非常に大きくなっていて、毛細血管を通りにくくなっています。血管の90%を占めると言われている毛細血管ですが、そこへの酸素供給量が非常に制限されてしまします。
一方で溶解型酸素は分子が非常に小さいので、血液や体液に直接溶け込んで全身をめぐることが出来るのです。しかし溶解型酸素を通常の呼吸だけで大量に取り込むことは非常に困難であることが問題です。

酸素カプセルは高気圧環境と高濃度酸素によって、その溶解型酸素を効率よく取り込める仕組みを実現した装置になります。

酸素カプセルの効果や効能

大気中の酸素濃度は平均して21%程度といわれています。数百年前までは25%近かったようですので、ただでさえ現代人は酸素供給量が減っていることになります。
更に不規則な生活習慣や喫煙、飲酒、体力の衰えによって、更に酸素不足になっていることが考えられます。
酸素濃度18%が酸素欠乏状態との境界線といわれており、これを下回ると頭痛や吐き気、めまいなどの症状が出てきます。

酸素をしっかり身体に取り込むことによって、以下のような効果や効能があるそうです。

脳機能の活性化

たくさんの酸素を消費する脳に十分な酸素が供給されると働きが活発になり、集中力や記憶力が高まります。

疲労回復の促進

筋肉に溜まった疲労物質を体内に取り込まれた酸素が分解を促進して、疲労を早く回復させてくれることが知られています。

ダイエット効果や美肌効果

十分な酸素を体内に取り込むことによって、糖分や脂肪分を燃焼させる脂肪分解酵素であるリパーゼの活動を活発にして、基礎代謝が高まります。もう一つ体内の脂肪量を調整するレプチンが正しく働き余分な脂肪をため込まないようにしてくれるそうです。また、新陳代謝が活発になることで、美肌効果も期待できます。

怪我の回復力アップ

サッカー選手のベッカムが、ワールドカップ直前に骨折しましたが、驚異的な回復をしたことは有名です。この時に治療の一環として行われたのが高気圧酸素療法といわれています。多くの酸素を取り込むことで、細胞の再生を助けます。

酸素カプセル使用上の注意点

このようなメリットのある酸素カプセルですが、デメリットも多く指摘されています。先ず閉所に閉じ込められますので、苦手な方は使用できません。また高気圧状態では耳抜きがうまく出来ないと非常に苦しい状態になりますので注意が必要です。また気温の高い季節ですと高温にもなって来ますので、冷却対策が出来ていることの確認も必要となります。装置の騒音も少し耳障りです。
酸素の摂り過ぎによる副作用や問題も多く意見されておりますので、そこも十分検討された上でご使用を決められるといいと思います。

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