疲労回復で注目を集めるクエン酸の効能について調べてみました。
「クエン酸」という言葉を聞いただけで、唾液の分泌が活発になりますね。
ご存知のとおり、レモンやライムといった柑橘系の果物、梅干しや意外なところではじゃがいもにもクエン酸が含まれています。
クエン酸が体内で働くしくみ
クエン酸自体はクエン酸回路と呼ばれる簡単に言うと体内でエネルギーを作り出す回路で作られます。これは体内の各細胞に存在する代謝経路の一つです。
身体に疲労が溜まってくると、体液の水素イオンの濃度指数(ペーハー)が正常時の弱アルカリ性から酸性に傾いていきます。このことによりクエン酸がうまく働くことができなくなり、有害物質が細胞内に蓄積され始めます。これが疲労の重なる原因となります。
クエン酸を食べ物などから摂取することで、有害物質の除去を活性化させ疲労を回復させることができます。
昔から疲れた時には梅干しを食べると良いなどと言われるように、疲労回復にクエン酸という知恵はクエン酸回路が発見されるよりも昔からあったのです。
クエン酸の効果や効能
このように疲労回復で知られるクエン酸ですがこれ以外にもいろいろな効果や効能があります。
筋肉痛の予防
筋肉痛は、筋肉に疲労物質が残留することによって起こります。疲労物質が細胞に残りにくくなるということは、筋肉痛の予防にもなるということです。
ダイエット効果
クエン酸を摂取することにより新陳代謝が促進され、効率的にエネルギーを生み出してくれます。また、細胞の入れ替えが活発化して、美肌効果や怪我の早期回復なども期待できます。
熱中症の予防
熱中症による脱水症状を予防するためには、水分の摂取が欠かせませんが、同時にナトリウムなども摂取しておくことが大切になります。クエン酸はミネラルの吸収にも一役買ってくれるので、レモン水などにして摂取しておくと熱中症予防に効果があります。
汚れ落としとして
クエン酸は健康面だけでなく、お掃除でも活躍します。クエン酸はカルシウムと結合する性質がありますので、これをうまく利用して、お風呂などでよくみかける白い汚れ落としに効果があります。
疲労回復でクエン酸を効率的に摂取するには
このように色々な効果があるクエン酸ですが、食べ物から摂るのは結構大変です。疲れた時に効率的に摂取して回復を促すためには、やはり飲み物の方が効率的でしょう。
手軽な方法として市販のオレンジジュースなどでもよいようですが、もっと効率よく摂取するための手作りレシピも多く公開されています。このような情報を参考にオリジナルドリンクを作ってみるのも楽しいかもしれません。
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