カルシウム不足が引き起こす病気とはということで紹介したいと思います。
栄養は強い身体をつくるもと
そもそもは病気の原因となるのは栄養の「不足」や「バランスの崩れ」とされています。それによって自然治癒力を発揮する強い身体が作れず、どんな「薬」や「治療」も効果無しという結果に終わっています。先ず栄養バランスを整えれば、治療や効果的な「機能性食品」 の力を発揮させることができるということになります。
特にその中でもカルシウムは生命にかかわる大切な役割を果たしています。骨や歯をつくるのはもちろんのこと、情緒を安定させる、出血を止める、免疫力を高める、神経やホルモンの調節情緒を安定させるなどの働きを助けています。
カルシウム不足が引き起こすといわれる様々な疾患
このようなことからカルシウムは重要な栄養素であるのですが、カルシウムが不足した際に実はもっと怖い現象が身体の中で起きるのです。
カルシウムが体内で不足すると、身体は骨を溶かしてカルシウムを生成しようとするのです。そしてこれが足りない量を補うだけではなく、際限なく作ろうとするそうです。そうしますと骨はスカスカになりもろくなります。これが骨粗しょう症です。そして作られたカルシウムは体内で過剰状態となり「カルシウムパラドックス」といわれている状態になります。
骨を溶かしたカルシウムが体内に増えすぎると、体内のあちこちに入り込んで、病気を引き起こします。動脈や心臓については高血圧・動脈硬化・心臓病、脳細胞については認知症・アルツハイマー、免疫細胞についてはアレルギー・自己免疫疾患・ガン、膵臓については糖尿病、胆嚢・腎臓・膀 胱・尿道などについては結石、関節については関節症といった具合です。その他イライラ・不安感・不眠等の神経症、肥満・メタボ、ホルモンバランスの崩れなどが懸念されています。
カルシウム不足を起こさせる因子としましては、喫煙、過度のダイエット、運動不足、アルコールの多飲、リン・ナトリウムの 過剰摂取、ビタミン・ミネラル の不足、加齢、不安定な精神状態など色々あります。
カルシウムは意識して摂らないと増えません
またカルシウムの摂取には牛乳が一般的に良いとされていますが、反対意見も多くあります。牛乳は過酸化脂質を多く含み、 飲みすぎると腸内環境を悪化さ せ、栄養の吸収が悪くなることや、牛乳は飲用後一気に血中カルシウム濃度を上げてしまうので、効率的に体内に吸収できないなどがそれらの根拠になっています。あくまでも一つの意見として紹介させて頂きました。
このようにカルシウムというのは非常に吸収効率が悪い栄養素であります。厚生労働省ブロック別講習会資料によりますと、摂取量から吸収される割合は男性が22%から27%、 女性にいたると9%から14%と説明されています。ですから我々はカルシウムの摂取についてもっとどん欲に考えていく必要があります。
子供のころは成長の為にカルシウムが必要と言われて摂取して来ましたが、年齢を重ねていくほどカルシウムの重要性というのは増々大きくなります。我々大人ももっとカルシウムの摂取ということを意識していかなければなりませんね。
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