胃酸過多に効くと言われるアルカリイオン水とはどんな水?

胃酸過多に効くと言われるアルカリイオン水とはどんな水ということでご紹介しようと思います。

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飲用として唯一の機能水として認定された水

アルカリイオン水は、「機能水」の一つとして、科学的にも胃酸過多、胃腸内の異常発酵、制酸、慢性の便秘や下痢といった胃腸症状に対し、改善効果があると認められています。

「機能水」というと身体にいい水、健康にいい水といった印象をテレビや雑誌から想像しやすいので、その類の水がすべて機能水であるという印象を受けやすいです。

しかし機能水とは、日本機能水学会によりますと「機能水とは、人為的な処理によって再現性のある有用な機能を獲得した水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明かにされたもの、及び明かにされようとしているもの」というふうに定義されています。つまり効果が科学的に検証され認められている水ということになります。飲料水としては唯一アルカリイオン水だけが厚生労働省が認めている機能水になります。

アルカリイオン水と弱酸性水

通常の水を家庭用電解水生成器などを使用して電気分解すると、弱酸性とアルカリ性の二つの水に分解されます。そのうちアルカリ性の水が飲用することができるアルカリイオン水ということになります。イオン化されているということで粒子が非常に細かく、体内に吸収されやすいというのが特徴です。

また弱酸性の水も飲用にはなりませんが、非常に用途は広い水です。
酸性水は肌に近い弱酸性なので、洗顔や入浴に使えます。入浴時は酸性水を5~10リットルほど浴槽に入れて使うそうです。洗浄作用があると言われる酸性水は、洗い物やお掃除などにも使用できます。メガネの洗浄機などもありますね。料理にも有用で、ゆで卵の殻が剥けやすくなったり、麺類をゆでるとコシが強くなったり、てんぷらの衣をつけるときの水として使うとカラッと揚がるそうです。

アルカリイオン水についてその他の効果としては、血糖値の改善、コレステロールや体脂肪の減少効果、二日酔いの改善、アトピー性皮膚炎の症状緩和、記憶力や学習能力の改善効果なども報告されているようです。

水素イオン濃度と身体の関係

水分中の水素イオンの濃度を表す指数としてPH(ペーハー)があります。数値としては1から14の段階まであり、強い酸性を示す1から強いアルカリ性を示す14までが定義されています。真ん中の数値7が中性ということになります。人間のPHは7.4で弱アルカリ性となります。なので、アルカリ性の水との相性が良く、吸収率も高いとされています。

疲労感を強く感じている時は、身体は酸性に傾いていきます。そうすると肌が荒れやすくなったり、シミやシワができやすい状態になります。飲用に適したアルカリイオン水はPH9.5までなので、高いアルカリ性に属します。飲用すると体内の老廃物を排出し、身体のバランスを整えてくれます。

アルカリイオン水を摂取するときの注意点

アルカリイオン水は家庭に設置する整水器で作ることも出来ますが、最近ではペットボトルにボトリングされて市販されているものも増え、手軽に入手することができるようになってきています。ただし一日に飲む量は、体重の5%以内が目安とされていますので注意してください。健康に良い飲み物ではありますが、飲み過ぎには十分注意してください。また、胃酸のもつ殺菌作用が弱まってしまうので、胃酸の分泌量の少ない方や胃を切除されているような方は、飲用を控えた方がいいそうです。

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