60を過ぎると、「人生の成熟期」と言われるころ。
確かに、若い頃のような勢いはもうありません。
頭も身体も硬くなり、知力体力をこれから上げようなんて無謀です。
新しいことを始めるにも、ちょっとその気になれない人が多い。
何かをやろうと思っても、やらないまま1年、2年と過ぎてしまう。
周りの同年代にも、そんな人が少なくない。
しかし、それは怠けているわけではなく、むしろ「立ち止まることの意味」を、魂が教えてくれているのだとといえなくもない。
40代の頃は、自分のやりたいことだけに向かって全力で突き進んでいた。
気力も体力もあったし、「今やるしかない」と思って夢中で走っていた。
でも、今その頃と同じように動けと言われても、それは難しい。
そもそも、そういう人生のステージではない。
今、いちばん大切なのは「息継ぎ」だと感じている。
息継ぎすることで、動ける気がする。
そのアクセントをとるからこそ、次の一歩のヒントが浮かび上がる。
焦って力任せに動くより、じっくりと心身を整える。
必ず豊かな経験の中にヒントが隠されている。
60代とは、そんな“熟成”の時期なのだ。
まわりに流されず息継ぎすればいいのだ!
この年齢になると、すでに多くのことを経験してきた。
成功もあれば、失敗もある。嬉しいことも、苦しいことも、たくさん味わってきた。
それらを「終わったこと」として処理してしまうのではなく、「これからに活かす材料」として、もう一度見直してみる。
そこから何かを再発見し、新しいカタチで表現していくことが、この時期だからこそできる人生のクリエイティブではないか。
もはや「今から何者かになろう」としなくてもいい。すでにもう「何者か」だから。
そして「ただの人という者」にはなりたくないなら。
そのためには、今まで蓄積した知恵や感性を、いぶし銀のように磨いていくこと。
人に流されるなということ。
それが、個性と共に60代からの人生に深みと味わいを与え、魅力ある自分にみせてくれる。
これまでのすべてが、これからも自分を支えてくれる。
そう信じて、今日も一歩を踏み出す。
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